転職沖縄人

厚生労働省が国のがん対策基本計画に基づき２００７年度末までにまとめるよう都道府県に求めた「がん対策推進計画」が、７府県で未策定であることが、１６日に開かれた同省がん対策推進協議会で報告された。

　未策定は、青森、新潟、三重、滋賀、大阪、奈良、岡山。理由は「１月に素案ができていたが、橋下徹知事の財政再建方針を受け修正するため」（大阪府）、「見直しを進めていた別の医療計画との整合性を図る必要があった」（青森県）など。

　遅くとも年内にはすべてまとまる予定だが、同省は「地域のがん対策が進まず住民の不利益になる。早急に取りまとめてほしい」としている。

　策定が遅れた理由として、奈良県は共同通信の取材に「昨年８月に妊婦の搬送先が見つからず死産した問題などを受け、医療体制全体を見直すことにしたため」と回答。

　新潟県は、昨年７月の中越沖地震への対応に追われたため。三重県、滋賀県、岡山県は、他計画の優先や、がん診療連携拠点病院の指定手続きの都合などを挙げた。

共同通信

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